会社のご案内
ごあいさつ

山紫水明の自然、四季の移ろい、良質な水、穀種・小豆・寒天などの豊かな恵み・・・京菓子は、こうした風土を背景に、王城千年の歴史や有職故実(伝統的行事やしきたり)の文化に磨かれ、世界でも希有な独自の発展を遂げてきました。
亀屋清永も、宮廷の御用菓子、神社仏閣への供饌の菓子、茶の湯のお菓子など、一子相伝、門外不出の業として、京菓子とともに400年の歴史を刻んできました。しかし、その道のりが決して平坦でなかったことは想像に難くありません。幾度となく見舞われた戦乱や動乱、飢饉や不況……そのたびに心を奮い起こし、立ち上がってきた先人たちの不屈の精神が、京都での400年という歴史に、そして、いまも続くひとつひとつの仕事やお菓子に込められているのです。
先代から受け継いだ言葉があります。いわく「温故知新」。故(ふる)きを温(たず)ね、新しきを知る。目新しくもない、昔から使い古された言葉ですが、それを実践するとなると、その奥深さと重みが身に浸みます。
昨今では、京都を歩くと、至るところでたくさんの外国からのお客さまに出会います。とても喜ばしい進化ですが、先人たちがもしこの未曾有の光景を見たらなんと言うでしょうか。おそらく「いまこそ温故知新を」という言葉が返ってくるでしょう。
決して変えてはいけないものと、変えていかなければいけないもの。その正しい見極めと実践こそが、亀屋清永のこれまでの400年を築いたチカラであり、これからの未来を拓く鍵であると考えております。
私の17代目としての仕事、それは、自分の一生は長い商いの歴史の一齣にすぎないという自覚を忘れずに、先人たちが守り抜いてきた老舗の暖簾を次代に受け渡すこと。それが、私たちを4世紀にわたって育ててくれた京都という町への、そして、何世代にもわたってご愛顧いただいているお客さまへのご恩返しになると信じております。
これからも、京都ならではの、亀屋清永ならではの京菓子づくりをただ一筋に、「温故知新」の教えを実践しながら、修行努力を続けてまいります。
第17代当主・代表取締役社長
前川 清昭
企業理念(家訓)
- 1先祖代々が守ってきた業の継承と繁栄
- 2次世代を担う人材の育成
- 3世間様への感謝と奉仕
従業員ひとりひとりが、常にお客様を大切に、仲間を大切に、協力業者様を大切に、世間様を大切に、家族を大切にして、老舗の誇りと品格を持ち、謙虚な振る舞いを忘れず、上記の努力を重ねてまいります。


会社概要
法人名 | 株式会社亀屋清永 |
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創 業 | 元和3年(1617年) |
代表者 | 前川 清昭(マエガワ キヨアキ) |
資本金 | 1000万円 |
事業内容 | 京菓子製造・販売 |
本 社
(本店) |
〒605-0074
京都府京都市東山区祇園町南側534番地 |
代表電話 | 075-561-2181 |
主な御用達 |
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